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孤島の館やパイプ煙草をくわえた名探偵が登場する古典本格ミステリから、誰もがだまされる叙述トリックミステリまで
ミステリーと呼ばれる小説をジャンル別にまとめました。
有名なジャンルから、ニッチなジャンルまで、ありとあらゆるミステリー小説を網羅!あなたが興味をそそられるミステリーが必ず見つかるはずです!
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青春ミステリー

おすすめ99ミステリー小説

主人公たちが学生であったり、恋や友情要素の強い青春ミステリー小説を集めました!
時にほろ苦く、甘酸っぱい青春時代に謎解きミステリーが合わさった青春小説をご堪能下さい。

ハードボイルドミステリー

おすすめ76ミステリー小説

ハードボイルドミステリーとは、アクティブでハードボイルド(冷酷非情で心身共にタフ)な探偵やスパイなどが登場するミステリーを指します。
ハードボイルドの始祖とも言われるダシール・ハメットの名作『血の収穫』『マルタの鷹』から、テレビでも人気を博した大沢在昌作『新宿鮫シリーズ』まで幅広いラインナップを揃えました!
日常では味わえないスリルに溢れた世界。あなたも体験してみませんか?

泣けるミステリー

おすすめ61ミステリー小説

数あるミステリー小説の中でも、思わず涙がこぼれる珠玉のミステリー小説を集めました。
大人になると泣くことって減りますよね?最近泣いてないなぁ・・・そんな人におすすめです。

理系ミステリー

おすすめ29ミステリー小説

理系ミステリーとは、題材やトリックに科学や生物学など、理科系の学問を使ったミステリーです。
数多く映像化されている、東野圭吾さんの「ガリレオシリーズ」、『理系ミステリィ』を世に知らしめた理系ミステリーの代名詞とも言える森博嗣さんの作品などの作品をご用意しています。
理系ならではの緻密な構成としかけがある一方、文系の方でもわかりやすい作品もたくさんありますよ。

社会派ミステリー

おすすめ46ミステリー小説

社会派ミステリー、社会派推理小説とはミステリー小説のジャンルのひとつで、社会性のある事件や事柄を取り上げ、現実世界の世相を反映した作風のミステリーを指します。
フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットに注目するだけでなく、事件が起こった社会背景、社会が内包する問題点などを浮き彫りにし、読了後に題材について考えさせられるようなものがほとんどです。
社会派ミステリー、死刑制度や法律、医療制度などそれぞれ違った問題を取り上げた名作ばかりです。読んだことのない方はぜひこれを機会に読んでみて下さい。

医療ミステリー

おすすめ62ミステリー小説

医療ミステリーとは、病院など医療をテーマにしたミステリー小説です。
「チーム・バチスタの栄光」「白い巨塔」など映像化された作品も多数!大鐘稔彦(「孤高のメス」)など現役医師の作家が多いのも特徴ですね。
リアリティあふれる医療ミステリーの世界をご堪能ください!

ネタバレ厳禁ミステリー

おすすめ79ミステリー小説

数あるミステリー小説でも、特に「ネタバレ厳禁」ミステリー小説をご紹介します。
ネタバレ厳禁はミステリー小説としては大前提です。しかし中でも取り分けトリックやギミックに複雑な仕掛けがあり、バレると台無しになってしまう作品をピックアップしました。
みなさん!くれぐれもネットで「ネタバレ ○○○(作品名)」で検索しないようにお願いしますね!!

SFミステリー

おすすめ76ミステリー小説

SFミステリーとは、SFの要素が含まれたミステリー小説のことを指します。
近年では本屋大賞やミステリー大賞を総なめにした『ジェノサイド』や『新世界より』、舞城ワールド全開の『ディスコ探偵水曜日』などから、古くは実際に起こったUFO事件を題材とした『ロズウェル 星の恋人たち』やタイムリープ能力を持つ少女の青春を描く『時をかける少女』などまで。
SF好きの方にもミステリー好きの方にもおすすめの、名作SFミステリー小説をご堪能ください。

読みやすいミステリー

おすすめ50ミステリー小説

ミステリーに慣れていない方にもおすすめの「読みやすいミステリー」を集めました。
ミステリーというと小難しいイメージがつきもの。そんなミステリーの中でもストーリーが面白く、ミステリー初心者の方でも楽しんで頂ける作品を厳選しました。
ミステリーはちょっと・・・と思っておられる方!これを機会にミステリーの世界へと足を踏み入れてみませんか?

メタミステリー

おすすめ25ミステリー小説

推理小説の中でも、特に「メタミステリ」の要素を含む作品をご紹介!
メタミステリとは物語の構造そのものが題材となっていたり、作者が犯人、一部分は作中の人物が書いた推理小説など一般の推理小説の枠に収まらないジャンルのものを指します。
作品自体が「謎」に満ちていますので、いずれも2度読みしたくなること間違いなし!もう普通のミステリー小説には飽きた、そんな猛者におすすめです。

バカミス

おすすめ54ミステリー小説

数あるミステリー小説の中でも「バカミス」の要素を含む作品をご紹介!
「バカミス」とは、「そんなバカな!」と叫びたくなる奇想天外なトリックを用いた作品や、その名の通り設定がおバカで笑えてしまうコメディ満載のミステリーを指します。
どの作品も驚きや笑いに満ちた怪作ばかり!刺激が足りない・・・そんな貴方におすすめです!

イヤミス

おすすめ48ミステリー小説

「イヤミス」とは、イヤ~な気分になる後味の悪いミステリーを指します。
嫉妬、悪意といった人間の心の闇を徹底して描く作品の数々・・・・怖くて見たくない、けど何故か読まずにはいられない。
そんな不思議な魅力を持つ「イヤミス」の世界。一度読んだら病みつきになるかもしれませんよ?

安楽椅子探偵ミステリー

おすすめ29ミステリー小説

ミステリー小説の中でも、特に「安楽椅子探偵系」の要素を含む作品をご紹介!
安楽椅子探偵とは直接事件現場を見ることなく、第3者の話や状況証拠などから事件を解決する探偵を指します。お嬢様の話を元に執事が推理する「謎解きはディナーのあとで」、安楽椅子自体が探偵という異色の作品「安楽椅子探偵アーチー」など魅力的な作品が多数!
探偵=アクティブのイメージとはちょっと一味違う、そんな探偵たちの名推理をご堪能ください!

劇中劇(作中作)ミステリー

おすすめ21ミステリー小説

劇中劇(作中作)ミステリーとは、小説の中に更に別の小説が挿入される「入れ子構造」によって更に物語の謎が深められているジャンルのミステリを指します。
小説と現実が複雑に入り混じり、終盤になるまで本筋が見えない。幾重にも張巡らされた謎があなたを『騙す』・・・そんな珠玉のミステリーをご堪能ください。

読者挑戦ミステリー

おすすめ50ミステリー小説

数あるミステリー小説の中でも、「読者への挑戦」要素が含まれているミステリー小説をご紹介!
ミステリー小説の匠達から、あなたへ挑戦状がたたきつけられる・・・「さあ、この謎を解いてごらん?」ミステリー好きには解けてあたりまえ?の作品ばかりです!
探偵になった気分で推理をお楽しみください。

トリックがすごいミステリー

おすすめ50ミステリー小説

衝撃のラストが待ち構えていたり、どんでん返しがすごかったミステリー小説を集めました。
トリックを暴くのが難しい作品ばかりです。ミステリーを推理しながら読みたい方、読み終えた時に「だまされた!」といいたい方は、是非読んでみて下さい。

クローズド・サークルミステリー

おすすめ77ミステリー小説

クローズド・サークルミステリーとは、密室、孤島など外部との接触が断たれた空間を舞台にしたミステリー小説を指します。
「金田一少年の事件簿」や「彼岸島」、「かまいたちの夜」など非常に人気のあるジャンルですね。
逃げ場の無い緊迫した状況の中、誰が犯人か?次に殺されるのは?と精神的に追い詰められていく登場人物たち・・・。「冗談じゃない!こんなところに居られるか!俺は部屋に戻るぞ!」⇒翌日死体に・・・・・・などのお約束とも言える展開や、終盤に手に汗握る展開がお楽しみ頂ける、傑作ミステリー。是非ご堪能ください♪

ノワール・ミステリー

おすすめ35ミステリー小説

ノワール・ミステリーとは、犯罪者が主人公であったり犯罪者目線で描かれたミステリーを指します。
クライム・ミステリーや犯罪ミステリー、犯罪小説などとも呼ばれます。一口に犯罪者が主人公と言っても「怪盗ルパン」のようにユーモアたっぷりの作品もあれば、「白夜行」のような悲劇的な作品も。事件を「裁かれる側」の目線で描く異色のミステリー。
謎解きだけではない、事件の裏側を覗いてみませんか?

歴史ミステリー

おすすめ30ミステリー小説

歴史ミステリーとは、ミステリーのジャンルの1つで、歴史上で解明されていない謎がからんだ事件を現存する資料等から解きほぐし、事件を解決するというものです。
現代の人間が歴史の謎をおっていく安楽椅子タイプの小説から、時代の背景や設定に歴史の解釈が絡み、事件や歴史の謎を当時の人間が謎解きをするタイプの小説まで、色々取り揃えております。
是非、ミステリーとロマンの融合を楽しんでください。

長編ミステリー

おすすめ49ミステリー小説

上下巻に分かれているなど、ページ数の多い「長編ミステリー小説」をご紹介します。
どれもボリュームたっぷりですが、長さが気にならないほど秀逸なストーリーの名作ばかりです。
短編ミステリーがお好きな方も、長編ミステリー入門編としていかがですか?

新本格ミステリ名作100選

おすすめ100ミステリー小説

「絶海の孤島」「大富豪の屋敷」「怪しい住人」「名探偵の謎は解けたの合図」などが古典ミステリーと呼ばれるのに対し、それら「ミステリのお約束」を意識した上で、踏襲ないしは崩すなどして作られた現代風の本格ミステリーがいわゆる新本格ミステリーと呼ばれるものです。
日本ではミステリ変遷がいろいろありますが、ミステリ界に新風を起こした綾辻行人デビュー以降の本格派作品を総称して「新本格ミステリー」と呼ぶこともあります。有名な『容疑者Xの献身』なども、いわゆる現代の新本格ミステリーに属するものです。定義の仕方はいろいろありますが、ミステリのお作法に乗っ取った「とにかく面白いミステリー作品!」、厳選した100作品をお届けいたします!

コージー・ミステリー

おすすめ47ミステリー小説

数あるミステリー小説の中でも、「コージー・ミステリー(ユーモア・ミステリーともいいます)」の要素を含む小説を集めました。
「居心地がよい」などの意味をもつ「コージー」。ほのぼのとした日常の謎を取り扱った気軽に読めるミステリーです。美味しそうな料理名がタイトル名になっていたり、ハードボイルドのようなバイオレンス要素が少なめなことも特徴。
女性やお子様にもおすすめします。

有名ミステリー作家デビュー作

おすすめ63ミステリー小説

現在も長く愛されているミステリー作品、その作家のデビュー作をデビュー年と一緒にまとめてみました!
「その作家の全てがある」とまで言われるほど、重要視されるデビュー作。著名や代表作がその作家のデビュー作品だったりもしばしば。
まだ読んでいない作品があれば、是非一度読んでみてください!

女性が主役のミステリー

おすすめ56ミステリー小説

数多く存在するミステリー小説の中でも、女性が主役のミステリー小説を集めました。
「推理小説(アンフェア)」「ストロベリーナイト」「福家警部補の挨拶」などドラマ化された話題作も多数!謎解きだけじゃ物足りない!
ロマンスを味わいたい女性達にもおすすめのミステリー小説です。

ミステリーライトベル

おすすめ100ミステリー小説

ライトノベルの中でも、推理や謎解き、ミステリー要素を含む作品を集めました。
近年の大ヒット作『ビブリア古書堂の事件手帖』から『氷菓』としてアニメ化された『古典部シリーズ』、その他隠れた名作ミステリラノベが勢ぞろい!
ライトノベルと侮ることなかれ。あなたに解かれるのをまっている謎がそこに眠っています。

本格ミステリ大賞

おすすめ16ミステリー小説

本格ミステリ大賞とは、本格ミステリクラブが主催する、その年の「本格ミステリの最優秀作品」に与えられる文学賞です。

日本推理作家協会賞長編部門

おすすめ28ミステリー小説

日本推理作家協会賞長編部門は、ミステリーの普及、発展を目的とする日本推理作家協会が授与する文学賞の中でもメインとなる賞。
その年発表された長編ミステリー小説の最高傑作といってもよいでしょう。

メフィスト賞

おすすめ51ミステリー小説

メフィスト賞とは、講談社が発行する雑誌「メフィスト」発祥の文学賞。
ジャンルにとらわれず、「面白ければ何度もよい!」がコンセプトの賞となります。

ミステリーゲーム

おすすめ58ミステリーゲーム

ミステリーゲームとは謎解き・推理といった要素が含まれるゲームのことです。逆転裁判や、レイトン教授などが代表的です!

推理マンガ

おすすめ159ミステリーマンガ

推理マンガとは、ミステリやサスペンスを扱う漫画作品を集めたものです。
探偵漫画とも呼ばれます。ここでは人気の推理マンガをご紹介します。

ミステリ用語
ミステリ用語
アナグラム
(あなぐらむ)
言葉の並び替えや綴りの入れ替えなど、言葉遊び。 レッドラム を英語にして逆から読むと REDRAM ⇒ MARDER ⇒ 殺人者 になるなど。
アメリカのミステリ作家、エラリー・クイーンが小説内で多く使い浸透をした。
ちなみに、英語やローマ字に直すタイプのアナグラムは、英語圏の文化の方のほうが日本人よりあっさり見抜いてしまうのだとか。
アリバイ
(ありばい)
現場不在証明。有名すぎるほど有名な言葉。
犯罪が行われた時間帯に、どこで何をしていたかという証明。近年ミステリーは、アリバイが無い人は大体犯人ではない。
安楽椅子探偵
(あんらくいすたんてい)
アームチェア・ディテクティブ。現場に赴かず、事件を部屋の中だけで推理・解決する探偵、または作品群。
近年の日本ミステリーでは『謎解きはディナーのあとで』などがそれに当たる。
ヴァンダインの20則
(う゛ぁんだいんのにじっそく)
推理小説家S・S・ヴァン=ダインが示した、推理小説の20の規則(お作法)。
推理小説家の入門者へ向けた指針とされているが、厳密なルールではなく、すべてを守っている推理小説は逆に少ない。
『事件の真相を説く手がかりは、最後の章で探偵が犯人を指摘する前に、作者がスポーツマンシップと誠実さをもって、全て読者に提示しておかなければならない。』などがある。
首なし死体
(くびなししたい)
読んで字の如し、首のない死体のこと。
被害者の特定を避ける、犯人のトリック(自分が死んだように見せかける)など様々な理由が存在する。
三津田信三著『首無の如き祟るもの』など。
クローズドサークル
(くろーずどさーくる)
外部から隔絶された空間を舞台をするミステリー作品。山荘、孤島などミステリーにおいてはメジャーなジャンル。
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』やゲーム『かまいたちの夜』など。
外部から隔絶された空間というのは『電話線が切れて助けも呼べない』などの要素も含まれるが、 携帯電話やインターネットが台頭してきた現代では、制約があり難しくなってきたジャンルでもある。
交換殺人
(こうかんさつじん)
殺意を持った2人以上の人物が、それぞれの殺したい相手を殺害すること。
犯人と被害者との間の接点が薄まるため、動機の絞り込みが困難になる手法。
アリバイ工作もしやすくなる。物語全体のトリックになりやすい。
孤島
(ことう)
クローズドサークルものの一つであり、嵐や船の遭難などで外部から遮断された島が事件の舞台となる。
綾辻行人の『十角館の殺人』など。孤島が舞台の物語は、「あ、これはクローズドサークルのミステリーだな」と思って読むとよい。
時刻表トリック
(じこくひょうとりっく)
トラベル・ミステリーによく使用される、アリバイ工作トリックの一つ。
交通機関を使用したと犯人がアリバイを提示するが、実際は別の移動手段を用いて犯行に及んでいたりなど。
アリバイトリックの王道として西村京太郎作品に多く用いられてきたが、現代ミステリではあまり用いられない。
執事・メイド・使用人
(しつじ・めいど・しようにん)
ヴァン・ダインの二十則に記されている、犯人についてのルール。
『端役の使用人等を犯人にするのは安易な解決策である。その程度の人物が犯す犯罪ならわざわざ本に書くほどの事はない。』
容疑者に『執事』や『メイド』『使用人』が出てきたら、あやしくても「犯人ではない」と思ったほうが無難。 もしくは、「使用人だが、館の主の血縁関係か、深い関係がある人物かも」と思って読み進めると楽しめるはず。
叙述トリック
(じょじゅつとりっく)
文章上の『地の文』の仕掛けによって、読者のミスリードを誘う手法。
良くあるケースが、登場人物の性別の『中性的な名前と仕草の描写』による誤認。
フェア・アンフェア論争で盛り上がるが、読者の読了後の衝撃は非常に大きく、人気のあるジャンル。
『絶対にネタバレ厳禁』と紹介されている本は叙述トリックな場合が多い。
叙述トリックは、『初見で綺麗に騙されて』『すべてを知った二回目でまったく新しい読み方ができる』と二度おいしい。
ダイイング・メッセージ
(だいいんぐ・めっせーじ)
死ぬ間際に被害者が残したメッセージ。加害者が偽のメッセージを書いたりすることもある。
なぜか直接その犯人の名前を書かない。謎が深まるばかりの書き方をするお茶目なギミック。
探偵
(たんてい)
広義では職業だが、ミステリー小説においては『探偵役』を指し、謎解き役としての役割を負う。
なので、職業探偵ではなくても、最終的に謎を解く人物は警察であっても一般市民であっても『探偵』となる。
実は描き方の制約がかなり多く、『探偵が犯人であってはいけない』『特殊能力や偶然で解決してはいけない』などがある(ノックス十戒及びヴァンダイン20則より)。 ただし、近年はこの古典ルールの裏をかいたり、あえて無視するタイプのものもあり、読者をいろんな意味で驚かす探偵もいる。
倒叙ミステリー
(とうじょみすてりー)
最初に犯人がわかり、そこから動機や手法を暴いていく手法のミステリー。
TVで人気になった『新・刑事コロンボ』『古畑任三郎』などがこのミステリー手法を使っている。
読者への挑戦
(どくしゃへのちょうせん)
解決編に入る前に著者が読者へと送る挑戦状。
事件解決に必要な情報を全て提示し、小説がフェアであることを示すメッセージである。
エラリー・クイーンの国名シリーズが有名。
ノックスの十戒
(のっくすのじっかい)
ヴァンダインの20則と並び、有名なミステリーの指針。ロナルド・A・ノックスが提唱したミステリー小説をフェアに展開するためのルール。
ヴァン・ダイン20則よりも、端的で合理的なものが多い。
5番『中国人を登場させてはならない』などトンデモ内容もあるが、当時1929年はまだ東洋は未知の文化で、中国人は奇術を使うとイギリスでは思われていたため。(冗談半分で書いたものとも言われている)
ハウダニット
(はうだにっと)
How done it?・・・『どうやってやったか』の略語。
密室殺人など、不可能犯罪のトリック解明がキモになる。
糸と針
(はりといと)
密室殺人における『物理トリック』のこと。
糸と針を用いて犯行後に鍵を室内に落とし密室を作った、などでお馴染みのアレです。
フーダニット
(ふーだにっと)
Who done it?・・・『誰がやったか』の略語。
ミステリーではお馴染み、”誰が”犯人か?を表した言葉。 『クローズド・サークル』ものによく見られる。
フェア・アンフェア
(ふぇあ・あんふぇあ)
作中に謎解きに必要な情報がルールに従って記載されているものを『フェア』。逆に虚偽の記述があったり、情報が不十分なものを『アンフェア』という。
ミステリマニア同士ではストーリーではなくこのフェア・アンフェア談義の方が盛り上がることもしばしば。
アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』がフェア・アンフェア論争の先駆け作と言われる。
叙述トリックを用いたミステリがフェア・アンフェア論争になりやすいが、近年はフェア・アンフェアのぎりぎりの作品も多い。
双子
(ふたご)
双子はミステリーの中では『入れ替え』と同義の符号。 かなりの確率で入れ替えに近しい現象が起こる。(最初から逆だったなど)
無意味な双子の登場は不要なミスリードとしてもお作法としてあまり歓迎されない。
ホワイダニット
(ほわいだにっと)
Why done it?・・・『なぜやったか』の略語。
犯行動機を表し、ホワイダニットが中心のミステリーでは犯人の人物像に焦点をあてたドラマチックな作品が多く見られる。
ミスディレクション
(みすでぃれくしょん)
わざと読者を真相と異なる方向へ導くミステリー手法。
当初一番怪しいと思われていた人物が犯人ではなかったり。
『名探偵コナン』の毛利小五郎の発言もこれに当たるが、毛利のおっちゃんの意見は読者・視聴者もだれももう信じなくなっているので役割が果たせていない気もする。
見立て殺人
(みたてさつじん)
物語など何かになぞらえた殺人(連続殺人率がとても高い)や、犯行後に死体をそのように装飾すること。
金田一少年の事件簿「オペラ座館殺人事件」「蝋人形城殺人事件」「黒死蝶殺人事件」などがこれに当たる。
ビジュアル的に不気味なものが多い。
未知の毒薬
(みちのどくやく)
ノックスの十戒でも禁止されている殺害方法の一つ。 『未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない』
推理する読者も、「もしかしたら未知の薬物が使われたのかも」と思いながら読む必要は全くない。(『ひ○○○のなく頃に』を除く。)
密室
(みっしつ)
ミステリーの舞台としては、最も代表的なのがこの『密室』。 施錠された部屋など、外部からは入れない(ように見えるだけだったり)閉鎖空間。
ちなみに、密室に物語と関係のない『隠し通路』があった、などはお作法上ルール違反となる。
『密室』はミステリの代表トリックであり、数多くの作家・評論化がその『トリックの種類』を分類している。
たとえば、密室だと思っていたが、
 ・ 犯行時、室内に殺人犯はいなかった(致命傷を負った犠牲者が、部屋に帰って鍵をかけた)
 ・ そもそも密室ではなった(犯人が鍵がかかっていると言っただけ)
 ・ 外側から仕掛けで鍵がかけられた(糸と針のミステリー)
など。
ミッシング・リング
(みっしんぐ・りんぐ)
直訳では『失われた環』。
一見無関係に見える人物や事件に、実は共通する事柄が存在するミステリー。 連続殺人事件などに多く見られる。
メタ・ミステリー
(めた・みすてりー)
作中作や著者や読者が犯人など、物語の構造自体がミステリーになっているミステリーのこと。
『アンチミステリー』とも呼ばれるものも多く、非常に難解な作品が多い。 竹本健治著『匣の中の失楽』など。
ワトソン
(わとそん)
事件の記述役や探偵役のパートナーや助手。名探偵シャーロック・ホームズの助手であるワトソンが由来。
探偵役に代わり事件の情報を読者に与えてくれる有り難い存在。
探偵の助手ではなくても、助手やヒントを与えてくれる役割の人物をワトソン役ともいうが、大抵はミスディレクション役であることが多く、彼らの発言を『正しい/正しくない』と見抜きながら読むと一層に楽しくなる。
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