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幼いころからいつもいっしょだったゆみ。これまで気にならなかった新井くん。みんな、少しずつ「大人」になっていくみたい。もう「子ども」ではない。でも、このまま「大人」にはなりたくない。だって、わたしには、まだ自分の進んでいく先が見えていないから。「なんのために―」「どこに向かって―」「わたしにとって、いま大切なものって、なんだろう」いま、キラキラと光り輝きながら、久美の心が揺れている。第４２回毎日児童小説中学生向き優秀賞受賞作。

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