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本書は、経営学・管理会計の研究者がヒアリング調査を徹底的に繰り返して、アメーバ経営について著わした最初の書物である。ヒアリングの結果に基づいて、事実を客観的に述べたのはもちろん、研究者として見たアメーバ経営に関する観察を加えてある。これが本書の第一の特色である。とはいっても、本書は研究書ではない。アメーバ経営の狙い、アメーバ間の売買、家計簿的発想によるキャッシュベースでの業績管理を支える時間当たり採算、そして時間当たり採算によるＰＤＣＡのサイクル、アメーバの分裂・統合や新規プロジェクトの立ち上げといった柔軟な組織について、詳細に記述してある。これによって、アメーバ経営の全体像がご理解いただけるはずである。

目次 ：第１章　京セラの経営；第２章　アメーバ経営の狙い；第３章　アメーバ間の取引で競争；第４章　時間当たり採算で業績を測定；第５章　アメーバ経営の実際；第６章　アメーバの分裂、統合、成長；第７章　アメーバ経営で企業を変革

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