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本書は、「刑事訴訟法」で問われている争点について考えてもらうための素材を提供したものである。第二版では、同一場所の再捜索、通信傍受、共謀共同正犯の訴因、裁判の効力など新しい争点を加えたほか、接見交通権など初版でとりあげた争点に新判例を参照していくつか新しい問題を加えた。また、全体を見直し、外国人と刑事手続や犯罪の被害者など全面的に書き換えたほか、科学的捜査と証拠については、証拠の問題として整理した。旧版でとりあげていた警察犬による臭気選別とコンピュータ犯罪と刑事手続は、それぞれ科学的証拠や捜索・差押えのところでまとめることにして独立した争点からはずした。

目次 ：第１章　捜査（任意捜査と強制捜査；任意捜査における任意同行と逮捕　ほか）；第２章　公訴・公判（検察官の訴追裁量；一罪の一部起訴と裁判所の審判の範囲　ほか）；第３章　証拠・裁判（挙証責任と推定；被告人の前科・余罪と証拠裁判主義　ほか）；第４章　その他（外国人と刑事手続；犯罪の被害者）

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