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手づくり焼酎の味は、市販の大方の焼酎よりも味がよい。二人の焼酎の蔵元さんに試飲していただいたが、そのうちのお一人は羨ましそうに及第点をつけてくれた。「羨ましそうに」というのは、こんな純度の高い芳醇な焼酎は、高値段をつけなければ市販できない―もとが取れないということである。焼酎は手づくりすることによって、むしろブランド品になるのである。苦労（といっても楽しい苦労だが）は見事に報われる。蒸留装置の水をくぐってパイプの先から出てくる一条の透明な液体。その液体を口に含めば、読者のみなさんも「これぞわが求めた究極の焼酎！」と目を大きく見開いて感激するにちがいない。本書を焼酎を愛する全国の方がたに贈る。ぜひ、蒸留装置つくりに挑戦していただきたい。

目次 ：序章　焼酎つくりの工程；第１章　蒸留装置は売っていない、自作しよう；第２章　さあ、米焼酎をつくってみよう―米四合から四〇度の焼酎が一〇日でできる；第３章　いも焼酎は三日でできる；第４章　伝統的ないも焼酎つくり―さつまいもドブロクも楽しむ；第５章　市販品では味わえない各種本格焼酎のつくり方

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