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いまの沖縄は、あまりにおかしい。このままでは、日本の民主主義は沖縄から破壊されかねない。こんなに酷い、無責任なメディア、不透明な県政、革新系がつくった偏った教育、狭小な言論空間…。そこに置かれた沖縄県民こそが本当に“かわいそう”な存在だ。そしてこの奇妙な構造の背後には中国の影が―。神戸大学大学院で博士号を取得し、大阪大学准教授を経て、在沖米海兵隊の政務外交部次長を務めた著者が、日本を愛するアメリカ人として沖縄と日本の危機を鋭く告発。民主主義、メディア、基地問題、日米関係などについて、「沖縄問題」という切り口を通して問題提起する。
目次 :第1章 沖縄人民の民族自決?―沖縄独立論という虚妄(翁長知事の「自己決定権がないがしろにされている」発言;沖縄は「抑圧された先住民族」が住む「植民地」 ほか);第2章 「真実」を報道せず「感情論」を煽り立てる―沖縄とメディア(冷静に振る舞っていた建設反対派リーダーが拘束された?;挑発やヘイトスピーチ、暴力は民主的な活動とはいえない ほか);第3章 民主主義を守れていないのはどちらだ―あまりに悲しき不透明な政治(翁長知事が述べる「民主主義」とはどの程度のものか;政治環境を複雑にさせている地域間の意見の相違 ほか);第4章 これ以上、普天間について嘘を言うな―いまこそ持続的で包括的な政策を(状況を進展させない「三つの間違い」;日本人が知らない普天間飛行場の役割 ほか);第5章 日米同盟と海兵隊が日本に欠かせない理由―世界のために何をすべきか(日米同盟という「国際結婚」がもたらす平和と繁栄;平和を守ってきたのは憲法九条ではない ほか)
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