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もうひとりの「べっぴんさん」。終戦直後の焼け野原と化した神戸。不揃いなテーブル3つを並べ、人々のこころを癒す美味しい珈琲を淹れはじめた店があった。神戸を愛し珈琲をこよなく愛したひとりの女性と珈琲店の物語。

目次 ：第1章 にしむら珈琲店の開業(上海から神戸へ;立ち退きの危機 ほか);第2章 家族のように(心ない噂;ドイツ風の外観に ほか);第3章 広がりゆく信頼の輪(贅を極めた会員制コーヒー店;お客様が判断される結果がすべて ほか);第4章 試練を乗り越えて(夢なのか現実なのか;母の心が乗り移った奇跡 ほか);第5章 変わりゆく時代に変わらないものを(相手の立場に添う優しさ;社員をリストラするぐらいなら私がリストラされるべき ほか)

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