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贈与の系譜学 /単行本書籍
作家:湯浅博雄

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贈与の系譜学 の詳細

出版社
: 講談社
出版社シリーズ
:
ISBN
: 4065194393 (9784065194393)
サイズ
: 単行本
発売年月日
: 2020年6月1日

贈与の系譜学 の商品紹介  (TSUTAYAオンラインショッピングより)

何かを贈ること、プレゼントすること―日常的に見られるそのふるまいには、人間の本質に関わる秘密が潜んでいる。なぜ人は自分のものを犠牲にしたり譲ったりするのか。そこに「見返り」を求める気持ちがあったとすれば、贈与は交換に変容し、その本質を喪失する。ならば、純粋な贈与などありうるのだろうか。アリストテレスから新約聖書を経て、カント、モースからバタイユ、デリダに至る系譜を重厚に描き出す、著者の集大成となる論考。

目次 :第1章 古代思想における“正しさ”―“義務・責任”の観念の由来;第2章 初期キリスト教における“正しさ”―その贈与性、ニーチェによる評価と批判(神との内的関係を重く見ること;カントの実践哲学;キリスト教に対するニーチェの評価と批判);第3章 原初の社会における贈与的ふるまい(“贈与というかたちを取る”物の交流・交易;贈与的なふるまいの両義性;贈与的次元を含む運動、それを打ち消す動き(再‐自己所有));第4章 贈与をめぐる思索(贈与的なふるまい―“不可能なもの”との関わり;贈与、サクリファイスと模擬性=反復性;苦難の時そのものが新たに、未知なるものとして生き変わること;不可能なものという試練―絶えざる中断、再開始)

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