縛りなしのWiMAXおすすめは？違約金・契約期間なしプロバイダ5社を徹底比較！

これまでのWi-Fiサービスでは契約期間による縛りがありましたが、ニーズの多様化や関連法規の改正によって契約期間の縛りがないサービスが登場しました。
WiMAXプロバイダでも同様に、サービスそのものに契約期間を設けないものや、プランの1つとして契約期間の縛りがないプランを提供しているサービスがあります。

しかし、このようなサービス・プランのなかには、一定期間の解約で違約金が発生したり、契約期間のあるものよりも高い月額料金が設定されたりとデメリットも存在しています。
もし検討していれば、このようなデメリットも把握したうえで、自分に合ったサービス・プランを選ぶようにしましょう。

本記事では縛りなしWiMAXの選び方やメリット・デメリット、またおすすめのプロバイダ5選を解説します。

【結論】縛りなしWiMAXのおすすめプロバイダ3選

WiMAXのプロバイダはUQコミュニケーションズ回線を使用しており、基本的に通信速度とエリアには差がありません

一方で、契約期間の縛りの有無や月額料金や端末料金、またキャンペーン内容はプロバイダごとに異なっています。そのため、縛りなしWiMAXプロバイダを検討する際には、以下のポイントに注意して選ぶようにしましょう。

上記を踏まえて、WiMAXプロバイダのなかでも契約期間の縛りがなく、キャンペーンが充実しており、割引の恩恵が大きく、またサービスの内容で人気の高い3社を選定しました。

以下の表では、実質の月額料金やキャンペーン情報をまとめているため、検討の際の参考にしてください。

WiMAX プロバイダ名	実質月額料金（税込）	キャッシュバック	キャッシュバック受け取り時期	端末代金
GMOとくとくBB WiMAX	3,845円	34,500円	5ヶ月後	実質0円 （770円×36ヶ月割引）
BIGLOBE WiMAX	4,188円	11,500円	1ヶ月後	770円×36ヶ月
カシモWiMAX	4,815円		3ヶ月後	実質0円 （770円×36ヶ月割引）

縛りなしWiMAXとは？違約金・契約期間はない？

縛りなしWiMAXとは、契約期間の縛りがなく、基本的にはいつ解約しても違約金が発生しないWiMAXプロバイダのことです。

総務省が2022年7月1日より「電気通信事業法改正」を施行し、解約違約金は月額料金の1ヶ月が条件と定めました。
このような背景から高額な違約金が撤廃され、各プロバイダは縛りなしプランを展開するようになりました。

一部のプロバイダでは契約期間のプランが残されていたり、縛りなしプランでも違約金が発生する場合がありますが、ほとんどが1,000円～5,000円（1ヶ月分の月額料金）程度となっています。
プロバイダによって内容が変わっているのでチェックしてください。

縛りなしWiMAXのメリットと注意点

縛りなしWiMAXにはメリットと注意点があります。
メリットと注意点を把握することで、自身にとって合っているWiMAXプロバイダを見つけられます。

どちらもしっかりと把握し、WiMAXを検討する際の参考にしてください。

縛りなしWiMAXのメリット

縛りなしWiMAXは、契約期間がなく短期間での解約でも違約金が発生しないので、気軽に試したり、乗り換えたり、自由度が高いところが魅力となっています。
自由度が高いため、引っ越す可能性が高い人にとっておすすめできます。

また、WiMAX自体はホームルーターとモバイルルーターのどちらかを選ぶことができ、いずれにせよ利用時に工事は必要がないこともメリットです。

ここでは縛りなしWiMAXのメリット2点を解説します。

①いつ解約しても違約金がかからない

縛りなしプランの導入により、解約時の違約金がかからないことがメリットです。

2022年に法改正があり、解約月以外の解約で、利用者に高額な違約金を支払わせる契約が撤廃されたため、各プロバイダが縛りなしプランを導入することになりました。
このような背景も踏まえて登場した縛りなしプランを選べば、いつ解約しても違約金が発生しないようになっています。

ただ、プロバイダによっては短期間で解約すると違約金が発生することもあるので注意が必要です。

②短期利用ができる

縛りなしプランが導入されたことで短期の利用が可能となりました。

短期間の利用が可能になることで、引越す可能性がある場合やお試しで使ってみたい場合も気軽に契約しやすくなりました。
とくに、新社会人の方や短期間の出張や単身赴任をされる方におすすめです。

ただ、プロバイダによっては短期間の解約で端末残債が残ってしまう場合もあるので注意が必要です。
1ヶ月お試しサービスがあるプロバイダも検討してください。

【注意点】縛りなしWiMAXのデメリット

縛りなしのWiMAXは違約金の問題や短期間の利用時の問題を解消できる一方で、利用するにあたってのデメリットも存在します。

デメリットの内容によっては、ほかのプロバイダを検討する可能性もあるため、契約前に知っておくようにしましょう。
不明点や疑問点があれば、問い合わせするのもおすすめです。

ここでは、縛りなしWiMAXのデメリット2点を解説します。

①縛りありプランに比べて月額料金が割高

縛りがある従来通りのプランと比較すると、縛りなしプランの月額料金は割高な傾向にあります。

そもそも縛りがあるプランは、一定期間ユーザーを確保でき、中長期的な月額料金を回収可能です。
一方で、縛りなしプランは契約による縛りがないため、ユーザーは自由に他社サービスに乗り換えられます。

プロバイダもあくまで営利法人であるため、一定の利益が確保できる縛りありプランを割安に設定しています。

このような点を踏まえて、長期間利用することが決まっていれば、縛りありプランの方が実質の月額料金が安くなる場合もあります。

プロバイダ	縛りありプラン（プラン名）	縛りなしプラン（プラン名）
Broad WiMAX	1～36ヶ月3,773円 37ヶ月目以降4,950円 （ギガ放題コスパDXプラン）	1～36ヶ月4,378円 37ヶ月目以降4,950円 （ギガ放題縛りなしDXプラン）
5G CONNECT	4,800円（2年契約コース）	4,950円（縛りなしコース）

②短期利用だとキャッシュバックがもらえない可能性がある

縛りなしWiMAXはいつでも気軽に乗り換えられるメリットがありますが、あまりに短期間で乗り換えてしまうと、キャンペーンによるキャッシュバックが受けられない場合もあります。

プロバイダによってはキャッシュバックを受け取れる期間が、利用から数ヶ月後になるケースが多いため、早すぎる解約により受け取れなくなってしまう場合もあります。

キャッシュバックが受け取れなければ、実質料金が割高になってしまう可能性もあるので注意しましょう。

【違約金・契約期間なし】縛りなしWiMAXプロバイダ5社を比較

WiMAXプロバイダは同じ回線を使用しているため、通信における環境や性能は同じ内容となっています。
一方で、サービス内容や料金、またキャンペーンなどはプロバイダごとに異なるため、プロバイダの検討には注意が必要です。

ここでは、おすすめの縛りなしWiMAXプロバイダ5社を紹介します。
プロバイダを選ぶ際の参考にしてください。

WiMAX プロバイダ名	実質月額料金（税込）	キャッシュバック	キャッシュバックの 受け取りやすさ	端末代金
GMOとくとくBB WiMAX	3,845円	34,500円キャッシュバック 違約金40,000円まで負担	11か月後	実質0円 （770円/月を36ヶ月割引）
BIGLOBE WiMAX	4,188円	11,500円キャッシュバック	最短6日後	770円×36回払い （総額25,200円）
カシモWiMAX	4,815円	端末代実質無料	3か月後	実質0円 （770円/月を36ヶ月割引）
シンプルWiFi	4,840円	－	－	レンタル0円
5G CONNECT	5,250円	－	－	レンタル0円

GMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBBはGMOが提供するインターネットサービスであり、キャンペーンが充実しているWiMAXプロバイダです。

誰でも34,500円を受け取れて、条件によっては最大104,220円ものキャッシュバックを受け取ることも可能です。
さらに端末代金27,720円が36ヶ月利用で実質0円、また解約違約金なしであり、サービス内容が明瞭なプランも魅力のプロバイダです。

少しでもお得に縛りなしWiMAXを利用したい方におすすめです。

月額料金（税込）	端末発送月：1,375円 1ヶ月目以降：4,807円
実質月額料金	3,845円
キャッシュバック・キャンペーン	キャッシュバック：最大34,500円
キャッシュバック・キャンペーンの 受け取りやすさ	11か月後
端末代	770円×36回 端末購入サポートで0円
契約期間	縛りなし
事務手数料	3,300円（税込）
送料	0円
解約手数料(違約金)	0円
決済方法	クレジットカード
運営会社	GMOインターネットグループ株式会社

BIGLOBE WiMAX

BIGLOBE WiMAX +5Gはビッグローブ株式会社が提供するインターネットサービスであり、月額料金の安さが魅力のWiMAXプロバイダです。

契約解除料、最低利用期間がなく、わかりやすい料金体系となっています。
月額料金は初月0円、24ヶ月目まで月額3,278円（税込）となっており、以降は少し値上がりして4,928円（税込）になりますが、それでも決して高くありません。

BIGLOBE WiMAX +5Gは、毎月の支払いを抑えたい方におすすめです。

月額料金（税込）	初月：0円 プラン料金値引き特典適用により 1～24カ月目：3,278円 25～36カ月目：4,928円
実質月額料金（税込）	4,188円
キャッシュバック・キャンペーン	11,500円
キャッシュバック・キャンペーンの 受け取りやすさ	翌月
端末代（税込）	27,720円 (分割払い:770円x36ヶ月)
契約期間	縛りなし
事務手数料	0円
送料	0円
解約手数料(違約金)（税込）	0円
決済方法	クレジットカード/口座振替
運営会社	ビッグローブ株式会社

カシモWiMAX

カシモWiMAXは株式会社MEモバイルが提供するインターネットサービスであり、2023年にはモバイル回線プロバイダ人気ランキング1位を獲得しており、人気のWiMAXプロバイダです。

月額料金は初月1,408円（税込）で以降は定額4,818円（税込）、また端末代金が実質0円で利用できます。

豊富なキャンペーンを受けて、お得にWi-Fiサービスを利用したい場合におすすめです。

月額料金 （税込）	初月：1,408円 2ヶ月目以降：4,818円
実質月額料金 （税込）	4,815円
キャッシュバック・キャンペーン	端末代27,720円が実質0円
キャッシュバック・キャンペーンの 受け取りやすさ
端末代 （税込）	27,720円 ※端末割引サポート対象（36ヵ月） 月々770円 ※実質無料
契約期間	縛りなし
事務手数料 （税込）	3,300円
送料	0円
解約手数料(違約金)	0円
決済方法	クレジットカード
運営会社	株式会社MEモバイル

シンプルWiFi

シンプルWiFiは、株式会社GSSプランが提供するインターネットサービスであり、名前のとおり料金設定がシンプルなWiMAXプロバイダです。

プランは1種類のみ、月額料金は定額4,840円（税込）固定で上がっていくこともなく、わかりやすい料金設定となっています。
また、解約違約金もなし、端末代金はレンタルで0円なので、実質のプランもかなり安く設定されています。

月額料金はずっと固定、条件によって料金体系変わることもないので、他社比較が苦手な方におすすめのWiMAXプロバイダです。

月額料金 （税込）	4,840円
実質月額料金 （税込）	4,932円
キャッシュバック・キャンペーン
キャッシュバック・キャンペーンの 受け取りやすさ
端末代	レンタル代0円
契約期間	縛りなし
事務手数料	3,300円（税込）
送料	0円
解約手数料(違約金)	0円
決済方法	クレジットカード
運営会社	株式会社GSS

5G CONNECT

5G CONNECTは、株式会社FREEDiVE提供するインターネットサービスであり、幅広い方を対象としたプランが用意されているWiMAXプロバイダです。

4種類のプランから選ぶことができ、環境によって自分に合ったプランを選択できます。
さらに1ヶ月無料で試すことができるので、環境下で利用できるか不安な方にもおすすめです。

出張などの短期間の利用や長期で2年以上使いたい場合のどちらにもおすすめできるWiMAXプロバイダです。

月額料金 （税込）	5,250円
実質月額料金 （税込）	5,342円
キャッシュバック・キャンペーン	30日間無料お試し
キャッシュバック・キャンペーンの 受け取りやすさ
端末代	レンタル代0円
契約期間	最低利用期間：3ヶ月間
事務手数料（税込）	3,300円
送料	0円
解約手数料(違約金) （税込）	0円
決済方法	クレジットカード
運営会社	株式会社FREEDiVE

縛りなしWiMAXの選び方

縛りなしWiMAXは速度やエリアに差がないため、各プロバイダは月額料金やキャンペーン、サポートサービスやオプションなどで差をつけています。

お得に使いたい方はキャッシュバックが高いプロバイダを選び、手続きや比較が面倒な方はシンプルなプロバイダを選ぶといいでしょう。

WiMAXの利用が初めての場合はサポート内容の充実さも比較してください。

①実際の月額料金で比較

WiMAXプロバイダを選ぶ際には、月額料金のみではなく、実質料金で比較をしましょう。
各社が表記している金額は、実際の支払いと異なる場合があるためです。

例えば、月額料金が何かしらのオプションで上乗せされるケースや、キャンペーンなどで表記額よりも割安になるケースなどが挙げられます。

割安になるケースなら問題ありませんが、上乗せされる場合であれば、損してしまう可能性もあるため注意しましょう。

②キャンペーン内容で比較

WiMAXプロバイダを検討する際に、必ず確認しておきたいポイントが「キャンペーン」です。
キャンペーンはプロバイダごとに多種多様なものが提供されています。

とくに、高額なキャッシュバックを受け取れれば、表記されている月額料金のみで比較した場合よりもお得になるケースがあります。

キャッシュバックは各プロバイダによって金額に差があり、受け取り方や受け取り時期も違うため、それぞれをチェックしましょう。

③サポート面で比較

各プロバイダはサポート面でも違いがあります。
土日対応のサポートセンターが完備されている場合や端末が故障したときの補償もあります。

とくに、初めてWiMAXを契約される方や、通信機器に詳しくない方はサポートが充実しているかも検討しましょう。

WiMAXに繋がらないときや端末の不具合が生じたときなどに、24時間対応のサービスがあると安心です。
各プロバイダはそれぞれ魅力的なサポートがあるので、自分に合っているサポートを検討してください。

縛りなしWiMAXでよくある質問

最後に、縛りなしWiMAXのよくある質問をまとめました。
違約金が発生する場合もあるので、気になる項目があればチェックしてください。

WiMAXの解約金は高すぎるの？

現在、多くのWiMAXプロバイダは縛りなしプランを打ち出しており、ほとんどのケースで解約違約金はかかりません。

また、2年契約を選んだ場合のみ違約金が発生する場合がありますが、1,000～5,000円程度の場合が多く、高すぎることもありません。
しかし、2021年以前から契約されている方は、高額な解約違約金が発生する場合もあるので注意しましょう。

WiMAXを3年使った場合の解約金は？

縛りなしプランであれば、基本的にはかかりません。
プロバイダによっては、3年以内の解約で端末代金の残金が残っている場合もありますが、36ヶ月以降であれば支払いも終えているので違約金は発生しません。

WiMAXの解約金は撤廃されたの？

2021年4月にWiMAX+5Gの登場により、縛りなしプランを打ち出すプロバイダが増えています。
しかし、完全に撤廃されたわけではなく、解約金がかるプランを残しているプロバイダもあります。
長期で利用する場合は、縛りのあるプランの方が安い傾向にあります。

GMOとくとくBB WiMAXは違約金を払わなくていいの？

GMOとくとくBB WiMAXの違約金は、現在、完全に撤廃されています。
しかし、以前から契約している場合は時期によって支払いが必要な場合もあります。

GMOとくとくBBWiMAXは2022年7月1日以降に契約した場合は、24ヶ月以内に解約されると違約金1,100円が発生します。
また、2022年6月30日までに契約した場合は36ヶ月以内の解約で違約金が発生します。

契約月を過ぎた場合は自動更新となってしまうので注意が必要です。
新たに契約される場合も端末代金の残債額を払う必要があります。

WiMAXの契約期間が過ぎたらどうすればいい？

WiMAXの契約期間が過ぎた場合、継続・乗り換えどちらでも選択可能です。

元々、縛りのないプランには契約期間そのものがないため、契約期間満期前の解約でも特段の問題はありません。
このタイミングで、新しいプロバイダに乗り換えも可能です。
継続か乗り換えか、そのときの最良プランを選びましょう。

まとめ

本記事では縛りなしWiMAXのメリット・デメリット、プロバイダの選び方を解説しました。

ニーズの多様化や関連法規の改正によって、契約期間の縛りがないWiMAXプロバイダサービスが人気を集めています。
このような縛りなしWiMAXはいつ解約しても違約金が発生しないため、短期間での利用や初めてWiMAXを利用される方におすすめです。

しかし、各プロバイダによって料金やキャンペーン、サポートなどに違いがあるのでメリットと注意点をしっかりと把握することで、環境に合ったプロバイダと契約できます。

ぜひ本記事を参考にして、ご自身の状況にあったお得なプロバイダを選びましょう。