古本の出張買取おすすめ業者を紹介！メリット・デメリットも解説！
不要な古本を処分する方法として、買取専門業者や古書店への買取依頼があります。
ゴミとして処分すると1円にもなりませんが、買取してもらえれば少なからず現金収入を得られます。
ただ、売却したい本が多いと店頭への持ち込みが困難であり、多大な労力も必要です。このようなシーンにおいては、出張買取の利用がおすすめです。
本記事では、出張買取のメリットやデメリット、おすすめの買取業者をピックアップして紹介します。
- 目 次
古本の出張買取とは？
古本の出張買取とは、買取業者のスタッフが顧客に指定された場所へ訪問し、査定や買取を行ってくれるサービスです。トラックやミニバンなどで指定場所に来て、取り引きが成立したら査定額の支払いとともに古本を引き取ってくれます。
古本を買取してもらう主な方法は、店頭買取・出張買取・宅配買取の3つです。
店頭買取は、古本を直接店舗の買取窓口へ持ち込んで査定してもらう方法、出張買取は自宅まで査定に来てくれる方法です。宅配買取は、事業者のもとへ箱詰めした古本を送ることで査定、買取をしてもらう方法です。
なお、古本の買取をしている業者は数多く存在しますが、出張サービスを提供しているかどうかは業者によって異なります。店頭買取にしか対応していないところもあれば、近年ではオンラインのみで取り引きを完結させるタイプの業者もいるため事前の確認が必要です。
古本の出張買取のメリット
出張買取の利用により、不要になった本をお金へと換えられます。
また、わざわざ本を梱包する必要がないため労力がかからず、本人の目の前で査定をするため納得のいく買取が期待できるのもメリットです。
読まない本を換金できる
古本は資源ゴミとして処分できますが、この方法では1円にもなりません。一方、出張買取を利用すれば不要な本を査定してもらえ、お金に換えることができ、希少な古本だと高値で売れることもあります。
たとえば、プレミアがついた本や人気作家の作品、希少な専門書などは高額査定が期待できます。読まなくなり、自身では価値がないと思っていた本に高値がつく可能性があるのは魅力です。
すぐに本を現金化できる
スピーディーに本を現金化できるのもメリットです。査定のあとで提示された金額に納得すれば、その場で現金を支払ってもらえます。店頭買取でも、その場ですぐ現金化してもらえる点は同様ですが、ただし、店舗へ本を持ち込まなくてはなりません。
現金化までの手間と労力を考えると、出張買取の方がより手軽に行うことができます。
本を梱包する必要がない
店頭買取で大量の古本を処分するケースでは、店舗まで古本を持参しなければならず、ダンボールへの梱包作業が発生します。古本の冊数が多ければ、ダンボールやガムテープなどの資材を準備するのも手間でしょう。
しかし出張買取では、売主の自宅などへ訪問したスタッフが業者の車へそのまま積みこんでくれるため、売主による梱包作業は不要です。
目の前で本を査定してもらえる
基本的に、出張買取では査定時に売主が立ち会います。そのため、一冊一冊きちんと査定してくれていることを確認でき安心です。
また、対面での買取のため店員さんとの査定価格の交渉もできます。査定理由などを聞いて少しでも納得のいく買取ができるでしょう。
古本の出張買取のデメリット
出張買取にはデメリットもいくつかあるため、あわせて把握しておきましょう。
おもなデメリットとしては、買取エリアが限定的であること、自宅に招く必要があることです。加えて、量によっては査定の時間がかかること、査定後のキャンセルがしづらいことなども挙げられます。
買取エリアが限定される
出張買取を行っている業者の多くは、対応可能エリアを定めています。
基本的に、スタッフが足を運べるエリア内に限定していることが多く、居住地によってはサービスを利用できません。
そのため、サービスの利用を検討する際には、居住地が業者の対応可能エリアに含まれているかどうかを確認する必要があります。
自宅に招く必要がある
業者のスタッフに自宅まで来てもらう必要があることに、不安や懸念を抱く方も少なくありません。
とくに一人暮らしの女性であれば、業者とはいえ見知らぬスタッフを招くことに抵抗を感じるかもしれません。
どうしても気になる場合、多少の手間はかかりますが、古本を玄関先や庭先へ出しておき、極力スタッフが邸内へ入らないように査定を行ってもらいましょう。
多いと時間がかかる
売りたい本が大量にある場合、査定や本の積みこみに時間がかかります。
査定後に現金を受け取るのなら、業者が作業を終えるまで待たなくてはならず、長時間拘束されてしまうケースも考えられます。
査定後にキャンセルしづらい
査定価格に納得できなければ、買取のキャンセルが可能です。
ただ、「わざわざ自宅まで来てもらっているのに申し訳ない」との思いから、たとえ査定価格に納得できなくともキャンセルのしにくさを感じる方は少なくありません。断るのが苦手な方にとって、出張買取はあまり向かない場合もあるでしょう。
宅配買取もおすすめ
宅配買取は、業者のもとへ売りたい本を送り、査定金額に納得すれば指定した口座へ現金を振り込んでもらえるサービスです。大量の本であっても、箱に詰めて送るだけなので簡単に古本を処分できます。また宅配買取なら出張買取のように日程調整などの必要がなく、自分の都合がよいときに本を箱に詰め、荷造りできたら集荷に来てもらえばよいため、マイペースで売却を進められます。
また、業者のスタッフを自宅へ招かなくてよいのもメリットです。基本的に非対面の取り引きなので、業者に自宅の場所を知られたくない方や、男性スタッフを招くことに抵抗を感じる女性の方などにおすすめです。
おすすめの古本出張買取業者
古本の出張買取を行っている業者は多いものの、それぞれ対応可能エリアや特徴、強みなどが異なります。
業者を選ぶ際には、対応エリアや特徴などをしっかりと比較しましょう。
ブックオフ
ブックオフは、日本全国に店舗がある買取店です。
2022年7月の時点で790店舗を展開しており、本だけでなくCDやDVD、ゲームソフト、楽器、アパレルなど幅広いアイテムの買取に対応しています。
出張対応可能エリア
特徴
ブックオフは、出張買取以外にも店頭や宅配といった買取方法に対応しています。
宅配買取は全国に対応しているため、居住地が出張対象エリアでなくてもこの方法で買取してもらえます。古本をはじめとした、多彩なジャンルのアイテムを買取してもらえるのも強みです。
そのため、古本以外にも売りたいものが大量にある、不用品をまとめて処分したいと考えている方に適しています。
また、自宅へスタッフを派遣してもらうのに費用はかかりません。
査定価格に納得できず、取り引きをキャンセルしたとしても費用は無料です。
みつばち書店
みつばち書店は、年間10万冊以上の古本を査定、買取している書店です。
出張買取だけでなく、全国を対象エリアとした宅配買取サービスも行っています。
出張対応可能エリア
特徴
年間査定10万冊以上、買取実績1,000件以上と実績が豊富な書店です。書店ゆえにあらゆるジャンルの本に精通したプロが在籍しており、古本の価値を正しく見極めたうえで価格を算出してもらえます。
出版時期が古すぎる作品やコンディションが著しく悪い本は、値がつかないこともありますが、そのような場合でも引き取りサービスがあります。
そのため、換金できずとも、とにかく不要な本を処分してほしいと考える方にとっては便利です。
書店ではありますが、家電にパソコン、スマホ、家具、楽器、ホビーなどさまざまなアイテムの買取に対応しています。
出張対応が可能なエリアは関東近隣で、千葉県内であれば当日の買取依頼にも対応できます。
ただ、大量の古本は出張買取が難しい可能性もあるため、事前に相談してみましょう。
なお、宅配買取であれば全国に対応しており、送料も無料で利用できます。
長島書店
長島書店は、明治35年に創業した歴史ある書店です。東京神田エリアで創業以来、100年以上にわたり書店として営業してきた歴史と実績があり、これまで培ってきた知識とノウハウに基づく高精度な査定が期待できます。
出張対応可能エリア
特徴
長島書店では、店頭への持ち込みをはじめ、関東エリアを中心とした出張買取や全国対応の宅配買取を行っています。自宅だけでなく、倉庫や研究室、会社の資料室など指定された場所へ足を運び、査定と買取を行います。
また、100年以上にわたり書店として営業してきた歴史があり、高度な古本の鑑定スキルを有しています。長きにわたり培ってきた知識とノウハウに基づいた査定を行うため、適正価格での買取が可能です。
また、あらゆる古書の買取に対応しているのも特徴です。江戸時代の古い書物や学術書、専門書、趣味に関する本、戦前の資料、漫画や原画など幅広く対応しています。
さらに、高価買取の実績が豊富なのも魅力です。たとえば、公式サイト掲載の情報によると『日本刀重要美術品全集』を8万円、『古書学大成 全30』を80万円で買取した実績があります。
くじら堂
くじら堂は、古本や骨董品、楽器、ゲームなど多彩なアイテムの買取を行っています。個人だけでなく、遺品整理業者や解体業者、不動産業者など法人からの依頼を多数こなしてきた実績もあります。
出張対応可能エリア
特徴
出張に宅配と、2つの買取方法を採用しています。
宅配買取は全国に対応しており、居住地がどこであろうと送料無料で利用できます。
埼玉や東京近郊であれば即日出張も可能です。必ず対応してもらえるわけではありませんが、すぐにでも大量の古本を処分したい、といったケースでは相談してみましょう。
また、くじら堂では事前見積もりのサービスを提供しています。
売りたい商品の概要や写真を送信すると、簡易的な査定をしてくれるため、どのくらいの価格で売却できるのかを把握できます。なお、事前見積もりに費用は発生しません。
さらに、正確な査定が行えるのも強みです。全国古書籍商組合に所属する古本のプロが査定を担当するため、正確に価値を算出できます。
古本倶楽部
古本倶楽部は、岐阜県瑞穂市に拠点を構える古本の買取店です。
出張や宅配による買取を実施しており、少量から大量の古本買取まで対応しています。
出張対応可能エリア
特徴
古本倶楽部では、どのような本でも買取を請け負っています。
ビジネス書や写真集、専門書などあらゆるジャンルの本を買取対象としており、少量からの買取も可能です。また、スピーディーな対応を心がけており、最短で即日の査定・買取が可能です。
遅くとも2営業日以内には対応してもらえるため、少しでも早く古本を処分したい方に適しています。
なお、どれくらいの価格で売れるのかを知りたい方に向けて、事前査定も行っています。電話であれば売りたい商品のタイトルを伝え、メールフォーム利用なら商品タイトルや詳細、商品の写真を添えて送るとだいたいの金額を通知してもらえます。
よみた屋
よみた屋は、東京都武蔵野市吉祥寺で営業している古書店です。
人文書や科学書、芸術書、専門書などの買取に力を入れており、出張以外に店頭買取や集荷買取サービスも行っています。
出張対応可能エリア
特徴
よみた屋では、店舗への持ち込みをはじめ、出張買取や集荷買取サービスを行っています。
集荷買取サービスとは、指定した場所へ運送会社のスタッフが訪問して荷物を引き取ったあと、査定や買取を行うサービスです。
このサービスの利用は無料で、査定に満足できなかった場合の返送料金のみ有料とされています。
また、さまざまな古書の買取だけでなく、古いチラシやカタログ、パンフレットなどの買取にも対応しています。
捨てる前に査定を受ければ、思わぬ価格で売却できるかもしれません。そのため、祖父母から引き継いだ家に大量の古い本やチラシなどがあり処分したい、といったシーンに適しています。
だるまとみき堂
だるまとみき堂は、古本の処分をワンストップで依頼できる出張買取の専門店です。
古本以外の商品も買取しているほか、故人が遺した本の整理、大量の蔵書整理、買取などにも対応しています。
出張対応可能エリア
特徴
だるまとみき堂では、専門性が高い古書の買取に力を入れています。
ほかにも、鉄道模型やフィギュア、戦前の絵はがき、古いポスター・カレンダーなどさまざまなアイテムを買取しています。古本の処分をワンストップで依頼できるのも、だるまとみき堂の強みです。
現地への訪問から古書の査定、搬出まですべて対応しているため、売り手側の負担はほとんどありません。大量の古本を処分したいものの、重くて運びだせない、めんどうくさいといった方におすすめです。
愛知県や岐阜県、三重県などの東海エリアは、即日の出張買取にも対応しています。
居住地や売りたい古本の量などにかかわらず、出張費用は発生しません。
また、大学の研究室や寺社、事務所、解体現場などにおける大量の蔵書整理も行っています。研究所の引越しに伴い蔵書を処分したい、事務所にある不要な本を整理したい、解体現場から大量の古本が発見された、といったケースへの対応が可能です。
モズブックス
モズブックスは、大阪に拠点を構える書店です。
古書の出張買取を積極的に行っており、重点買取ジャンルの古書を高値で買取しています。
出張対応可能エリア
特徴
専門書や古書籍、大正や昭和初期の雑誌など、幅広いジャンルの古書を買取しています。
古書だけでなく、版画や戦前の絵はがき、浮世絵、古いチラシ・ポスターなども買取対象です。
ISBNが付いていない本の査定を拒否する買取サービスは少なくありませんが、モズブックスでは査定と買取どちらも可能です。出版された時期が古く、ISBNが付いていなくても、正しい知識とノウハウのもと査定を行っています。
また、数千冊以上の大量買取も問題ありません。過去には、最高1万冊を買取した実績もあります。
売りたい古書の量に応じて車輛の変更、人員の増加などを行うため、問題なく売却できます。
査定は店主自らが行います。スタッフが帯同するケースもありますが、査定そのものは経験豊富な店主が行い、正しく価値を算出します。
ダイワブックサービス
ダイワブックサービスは、本やCD、DVD、骨董品などを買取している業者です。
コミュニケーションを重視した、安心と信頼の買取サービスを心がけており、大量買取や急ぎの対応も可能です。
出張対応可能エリア
特徴
ダイワブックサービスの出張買取は、売主にいっさいの負担をかけないことが特徴です。
本の仕分けから梱包、搬出まですべての作業をスタッフが担当するため、依頼者がすることは基本的に買取の依頼だけです。
ダイワブックサービスには査定歴35年のベテランも在籍しています。古書の査定に精通した店員が、本の希少性や需要などを考慮しつつ適正価格を導き出すため、安心して買取を依頼できます。
加えて、高価買取が得意なのもダイワブックサービスの強みです。
店舗運営を行わず、出張買取専門とすることでコストダウンを実現しており、その分買取価格へ還元できます。
また、300坪にもおよぶ自社倉庫を用意しているため、大量の古書買取や急ぎで本を処分したいといったシーンへの対応も可能です。
中川書房
中川書房は、東京神田神保町で営業している古書店です。
本の街である神保町で長きにわたり古書の買取を行ってきた実績があり、適正価格による買取が期待できます。
出張対応可能エリア
特徴
古書の大量買取に対応しており、1万冊以上の買取も可能です。
書庫の片付けやオフィスにおける資料の整理、遺品の処分といったシーンで重宝できるサービスです。買取実績2万件以上と、豊富な実績を誇ります。
年間買取実績は1,000件以上で、業界で20年以上の経験がある店主が自ら査定、買取を行っています。そのため、古書の価値をしっかりと見極めてもらえ、納得いく価格での売却が可能です。
古典籍や文学書、思想書、宗教書などのほか、古い写真や絵はがき、自動車カタログなど幅広い本の買取に対応しています。もちろん、ビジネス書や文庫本などの一般書籍も買取可能です。
出張買取は全国に対応しており、どこであっても無料となっています。
運送費や人件費などは発生せず、査定依頼後のキャンセルに別途料金がかかることもありません。
古本の出張買取の簡単な流れ
依頼する業者により買取の流れは異なりますが、一般的には申込→予約→査定→支払いと進みます。
まずは、気になる買取業者をピックアップして依頼先を選定し、申込をしましょう。
申込の方法は、電話やメール、FAX、公式サイトの専用フォームなどがあり、申込時に自宅へ訪問してもらう日時を決めて予約の手続きを行います。
予約した当日に、業者のスタッフが自宅を訪ねてくるため、売りたい古本の査定を受けましょう。
自宅のなかへ招き入れたくないのなら、あらかじめ玄関先や庭先などへ本を出しておきます。
査定が終了し、金額を提示されたら売却するのか、それともキャンセルするのかを決めます。
金額に納得いかず、売るのをやめたとしても原則キャンセル料が発生することはありません。
査定金額に納得すれば、その場で現金を支払ってもらい取り引きが終了します。
基本的にはこのような流れで進みますが、事前に業者の公式サイトなどで出張買取の利用方法や流れを確認しておくと安心です。
自宅などに大量の古本がある場合、業者に来てもらう出張買取は便利です。
本を処分したいけれども店舗まで持っていくのが負担で迷っている、といった方は出張買取を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
スタッフが自宅まで訪問してくれる出張買取であれば、大量の古本をスムーズに売却でき、その場で現金に換えてもらえます。一方で、スタッフを自宅に招かなくてはならない、査定後にキャンセルしづらいなどのデメリットもあるため注意が必要です。
古本を処分したいものの、出張買取に抵抗があるのなら、宅配買取も検討してみましょう。宅配買取であれば、出張買取と同様に大量の本を容易に処分でき、スタッフを自宅へ招く必要もありません。
宅配買取サービスを提供している業者のなかでも、おすすめは「ネットオフ」です。
手放したい古本を箱に詰め、集荷に来てくれた運送会社のスタッフへ渡すだけなので簡単です。
しかも、梱包に使用するダンボールを6箱まで無料で提供してもらえるため、梱包資材の購入コストもかかりません。
また、ネットオフの宅配買取は、多彩なジャンルのアイテムに対応しています。
ゲームソフトやDVD、ブランドアイテム、家電、フィギュアなども買取しているため、本以外にも売りたいものが大量にある方に適しています。
申込も容易にできるため、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。
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