奇天烈な店 （文庫）の通販ならネットオフ！

その店の主人は、「サバは関より紀伊水道」「大トロはひとふりの塩とニンニクきざみで」という確固たる舌の持ち主。それでいて、「イカの眼球を支える筋肉」やら「タイの脳ミソ」なんぞというシロモノがでてくる奇妙奇天烈な鮨屋。そこで繰り広げられるのは、主人と常連の間で交わされる人情の機微に富んだ会話…。名前は知っていても、家族構成や職業は知らない―それが酒場の流儀。実生活の匂いは持ち込みたくない。その間合いを楽しめる客だけが、この店に入ることを許される。さあ、虚と実が裏と表に貼りついた“村松友視的世界”の珍味をご賞味されたい。

目次 ：鮨屋というより医者、料理というより腑分け；アナゴはアナゴでも、ただのアナゴじゃないアナゴ；イカの眼球を支える筋肉はいかが？；カレイはヒラメの家令に非ず；サバは、紀伊水道の首ひねり；タイの脳ミソは生醤油で；小柴のシャコはやはりＧＯＯＤです；大トロは塩とニンニクきざみでどうぞ；三分蒸して、三時間冷やしたタラの白子；サンマの塩辛は、遠い昔の便りなり；サバと真ガレイのレバー合戦；キンキ姫と流氷キンキのご対面；香ばしきホタテのわたのルイベかな；マグロ酢振りここに在り；鮨屋での農業談義は必然なり；大胆なアユと繊細な新子；腹骨入りサンマ御飯の妙味；奇天烈な店の奇天烈な休日；何となくサバクリスタル；サワラの神に祟りなし；本日は、にぎり鮨顔見世特別興行

・古本・中古本 ＞ 文芸 ＞ 日本人作家 ＞ 小説一般

・古本・中古本 ＞ 文芸 ＞ 日本人作家 ＞ 作家 ま行 ＞ 村松友視

・古本・中古本の人気ランキングから探す

・文芸の人気ランキングから探す

・人気 書籍作家ランキングから探す

買取 宅配買取 ＞古本・中古本の高価買取情報 ＞文芸の高価買取情報