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この十数年、経済グローバル化の潮流の中で資本市場の態様が大きく変化し、企業経営は、株主から企業価値や株主価値を積極的に高める経営戦略やフレキシブルな資本政策の実行を要請されてきている。また、企業会計においても、資産および負債の概念や評価基準が変更され、連結グループとしての企業価値や株主価値を財務諸表に適切に反映できる決算が要請されるようになってきた。この動向は、従来、臨時的にしか発生しなかった資本取引の範囲と種類を大幅に拡大させることになった。本書は、こうした資本会計をめぐる課題や実務上の問題点について、Ｑ＆Ａ形式によって解説する。

目次 ：第１章　資本の概念；第２章　増資と減資；第３章　資本剰余金と利益剰余金等；第４章　利益処分；第５章　自己株式；第６章　新株予約権；第７章　株式交換・株式移転；第８章　会社分割；第９章　合併

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