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夢野久作は1889年生まれの日本の禅僧、小説家、詩人、SF作家。福岡県出身。慶應義塾大学予科文科中退。
両親の離婚がきっかけで祖父に育てられ、詩経、易経、四書五経を教え込まれる。1922年童話『白髪小僧』を杉山萌円名義で刊行。1926年には、雑誌「新青年」の懸賞に『あやかしの鼓』を発表。二等に入選し、作家デビューを果たす。同年に『狂人の解放治療』の執筆を開始。のちの『ドグラ・マグラ』となった。
『ドグラ・マグラ』は、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』と並ぶ三大奇書とされている。1935年に松柏館書店から刊行されたが、翌年に脳溢血で急死。満47歳没。その後、1988年に実写映画化されている。